新製品のリリース情報

産業用デジタルツイン向けのNVIDIA最新コンピューティングシステム「OVXサーバー」の取り扱いを開始

株式会社アスク(本社:東京都千代田区)は、産業用デジタルツイン向けのNVIDIA最新コンピューティングシステムであるOVXサーバーの取り扱いを開始いたします。

本GPUサーバーは、NVIDIAより発表のあったOVXサーバーの構成に準拠しており、OVXシステムの構成要素として、8基のNVIDIA A40 GPU、最高クラスのCPU、超高速NVMeストレージに加え、最先端のNVIDIA ConnectX-6 Dxネットワークアダプターとエンタープライズ品質の管理およびオーケストレーションソフトウェアを組み合わせています。NVIDIA Omniverse Enterpriseと組み合わせることで、デジタルツインの複雑なワークフローに統合されたプラットフォームを提供します。

弊社では、NVIDIA A40だけでなく、NVIDIA RTX A6000なども選択でき、OEM実績のあるサーバーをベースに、お客様のご要望に合わせ、OS、メモリ、ストレージ、InfiniBandなど、ご要望に合わせた製品カスタマイズにも対応させていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

OVXサーバー 製品画像

※画像はイメージです。実際の製品とは異なります。

製品の特長

大規模デジタルツイン

データセンター規模のOmniverseコンピューティングシステムであり、高性能なGPU対応コンピューティング、グラフィックス、AI、高速ストレージ アクセス、低レイテンシのネットワーク、高精度タイミングを組み合わせ、大規模で複雑なモデルのデジタル ツインにリアルタイムにパワーを与えるのに必要なパフォーマンスを提供します。これにより、大規模で複雑なデジタルツインにリアルタイムでパワーを与え、必要なパフォーマンスを実現します。

比類のないスケーラブルなパフォーマンス

オーバーヘッドを追加することなく、最も要求の厳しいワークロードに対応します。OVX PODアーキテクチャは、ネットワーク ファブリック、ストレージ、およびエンタープライズ品質のソフトウェアの最適化された組み合わせにより、比類のないパフォーマンスとスケーラビリティを提供し、最も要求の厳しいワークロードにパワーをもたらすように設計されています。

ハードウェアとソフトウェアの統合

NVIDIA Omniverse Enterpriseは、エンドツーエンドのコラボレーションと現実に即したシミュレーション プラットフォームを提供し、あらゆる規模のデジタルツインの複雑なワークフローを変革します。NVIDIA Launchpadに近日登場予定です。

データサイエンスの生産性をサポート

OVXソリューションは、NVIDIA-Certified Systemsでテストされ、検証され、必要なパフォーマンス、管理性、セキュリティ、スケーラビリティを提供します。NVIDIA OVXソリューションとOmniverseソフトウェアに対するエンタープライズ レベルの包括的なサポートは、NVIDIAとOEMのシステムビルダーが共同で提供します。

ターゲットマーケット

レンダリング

GPUの高速化のパワーにより、最終フレームのレンダリングや、ローカルワークステーションのレンダリングパフォーマンス向上が可能になります。NVIDIA RTXテクノロジ対応ソフトウェアとOVXサーバーを利用することで、デザイナーやアーティストはオフラインでジョブをレンダリングし、従来のCPUベースのレンダーノードと比較してごく短時間で、レイトレーシングを使用した最終的な画像を作成することができます。さらには、1台または複数台のOVXサーバーに接続してデスクトップパフォーマンスを高めることで、アプリケーションビューポートで写真のようにリアルな完全対話型ビジュアライゼーションを実現できます。

エンジニアリングシミュレーションおよび分析

シミュレーションやジェネレーティブデザインソフトウェアツールの実行に必要な膨大な計算処理能力を提供する、プロフェッショナルビジュアライゼーションのためのOVXサーバーを利用すると、複雑なシミュレーションの設定、テスト、イテレーションを、より短時間で行うことができます。OVXサーバーとQuadro vDWSソフトウェアを組み合わせることで、エンジニアは昼間に設計を行い、夜間に計算を行うといったことが場所を選ばずに可能になります。GPUによる並列処理で32ビットのシミュレーションコードが高速化します。同時にNVIDIA Turing RTコアとTensorコアによって RTXテクノロジ対応アプリケーションの迅速なレンダリングが可能になり、今までより物理法則に忠実な結果を短時間で得ることができます。複数のNVIDIA GPUとQuadro vDWSを組み合わせることにより、エンジニアは仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)環境で、シミュレーションを今までより高速、円滑、高精度で実行し、忠実度の高いモデルを処理することができます。

データサイエンス

データサイエンスで膨大なデータを価値のある分析情報に変えるにはパワフルな計算処理能力が必要です。NVIDIA GPUとQuadro vDWSがあれば、データ サイエンティストは複数の高性能データサイエンスワークステーションをプロビジョニングし、データ準備やモデルトレーニングからビジュアライゼーションまで、仮想化環境のワークフロー全体にGPU高速化を導入することができます。NVIDIA CUDA-X AIとNGCコンテナーは、RAPIDSやXGBoostなど、ソフトウェア加速ライブラリのコレクションを備えており、データ サイエンスとAIワークロードを一変させます。データサイエンティストは今までより短時間で予測を行うことができます。

コラボレーティブデザイン

着想から制作までの道のりは、設計チームと開発チームの緊密な共同作業を要する多段階プロセスです。最先端のデジタルコラボレーションプラットフォームであるNVIDIA Omniverseを使用することで、エンジニアやデザイナーは、リアルタイムグラフィックスのためのワークフローを簡素化できます。OVXサーバー上でQuadro vDWSソフトウェアを利用してOmniverseプラットフォームを実行すると、さまざまな業界で働くデザインチームの2Dおよび3D製品パイプラインを合理化できます。デザインコラボレーションの最新業界標準を軸に構築されているため、業界標準のアプリケーションとNVIDIA Omniverse Viewの間でライブ接続を維持できます。

拡張現実と仮想現実をエッジで実現

GPUビジュアライゼーションをエッジに導入するには、クラウドオーケストレーション、仮想化、5Gネットワーク運用などの専門知識が必要です。XR(Extended Reality) 5Gマルチアクセス エッジ コンピューティング(MEC)向けに設定したOVXサーバーとOVXサーバー対応システムで稼働するフルスタックハードウェア/ソフトウェアソリューションを利用することで、エッジにおける短期間でのビジュアライゼーションを実現できます。このソリューションでは、NVIDIA RTX GPU、Quadro vDWSソフトウェア、NVIDIA CloudXR SDKが組み合わされ、開発者は5Gネットワークで場所とデバイスを問わず、XRアプリケーションを安全に実行し、拡張できます。

スケーラブルなビジュアライゼーションソリューション

スケーラブルなビジュアライゼーション向けに設定されたOVXサーバーで、大規模かつ動的なビジュアライゼーションを実現できます。プロフェッショナルは大型ディスプレイ環境をデータ センターから簡単に展開し、管理できます。新たなテーマパークアトラクションの開発や、マルチサイドCAVE(Cave Automatic Virtual Environment)構築などにおいて、極めて没入感の高いビジュアル体験をより簡単に提供できるようになりました。

製品仕様

筐体 4Uサイズ
CPU Dual Socket P+(LGA-4189) 3rd Gen Intel Xeon×2(※カスタマイズ可能)
メモリ 32GB/64GB/128GB/256GB/512GB/1TB/2TB/4TB/8TB
3200/2933/2666 ECC DDR4 LRDIMM/RDIMM(※カスタマイズ可能)
GPU NVIDIA A40×8
映像出力 VGA×1
ネットワーク NVIDIA ConnectX-6 Dx ×3(200Gbps)
1GbE LANポート×2、10GbE(オプション)
IPMI 2.0 LANポート×1
ストレージ M.2/NVMe×2(OS向け)
NVMeまたはSSDまたはHDD×8
※カスタマイズ可能
電源 2000W 2+2冗長電源(200V)
1000W 4電源(100V)

※ 納期や価格については弊社までお問い合わせください。

製品の詳細について

製品の詳細については製品ページをご覧下さい。

●本記事に関するお問い合わせ先・資料請求先
担当:鈴木 雄一
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