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NVIDIA RTX(旧Quadro)とは?GeForceとの違いや種類、選び方を解説!

GPU製品の性能をもとに最適なGPUを手に入れよう!

GPU製品全体図

NVIDIA RTX(旧Quadro)は、NVIDIA社製GPUシリーズの名称になります。当記事では、よく比較されるGeForceとの違いや、種類ごとの特徴、選び方について詳しく解説します。

NVIDIA RTX(旧Quadro)とは

GPU製品全体図

ここからは、NVIDIA RTX(旧Quadro)シリーズを理解するために、最初にGPUとは何なのかを解説します。他にもNVIDIA RTX(旧Quadro)シリーズとGeForceシリーズとの違いについても解説します。

そもそもGPUとは

NVIDIA RTX(旧Quadro)は、NVIDIA社製のGPUのシリーズ名で主力商品としても世界中で有名です。過去には、Quadroのシリーズ名でGPUを販売していて、現在はNVIDIA RTXにシリーズとして代替わりしています。

そもそもGPUとは、「Graphics Processing Unit」の略称で、簡単に解説すると画像処理装置のパーツのことです。GPUとしての働きは、画像や映像をモニターにきれいに描画するための計算処理をしてくれます。

NVIDIA RTX(旧Quadro)とGeForceの違い

NVIDIA RTX(旧Quadro)は、NVIDIA社の主力GPUになりますが、他にもGeForceのGPUも人気です。NVIDIA RTX(旧Quadro)とGeForceのGPUは何が違うのか、ここから解説していきます。

最初はNVIDIA RTX(旧Quadro)シリーズですが、GPUとしての主な用途は業務用アプリケーションです。価格帯も業務用アプリケーションのため、高めの価格に設定されています。

次にGeForceですが、こちらの主な用途はゲームとなります。価格帯もNVIDIA RTX(旧Quadro)と比較すると、安価に設定されています。

どちらのGPUも多画面対応しており、画像や映像を高速でモニターに描写してくれます。

NVIDIA RTX(旧Quadro)の特徴

ここでは、GeForceと比較してNVIDIA RTX(旧Quadro)が持っている機能や強みを詳しく解説していきます。NVIDIA RTX(旧Quadro)シリーズの特徴は下記の3つです。

①業務用アプリケーションに最適

NVIDIA RTX(旧Quadro)の特徴1つ目は、業務用アプリケーションに最適なことです。

NVIDIA RTX(旧Quadro)には、APIに3Dコンピューターグラフィックス関連の演算機能を呼び出すための規約が設定されています。そのため高速で画像や映像をモニターにきれいに描写できるのが、大きな特徴と言えるでしょう。

②最大32画面のマルチディスプレイ

NVIDIA RTX(旧Quadro)の特徴2つ目は、複数のGPUを接続すれば最大32画面まで拡大できることです。

NVIDIA社のGPUでもあるGeForceでは、一部製品で4画面表示対応しているものもありますが、通常は一般的なマルチディスプレイしか対応できません。

NVIDIA RTX(旧Quadro)シリーズでは、NVIDIA Mosaicという機能を利用することで、最大32画面まで拡大することができます。

③安定した性能と信頼性を実現している

NVIDIA RTX(旧Quadro)の特徴3つ目は、安定性と高い信頼性を実現していることです。NVIDIA RTX(旧Quadro)は用途が主に業務用アプリケーションのため、常に企業として安定性が求められます。

そのためゲームが主な用途になるGeForceと比較すると、高負荷な作業や長期間の使用に耐えられるように設計されており、GeForceよりも長い保証期間が設定されています。

NVIDIA RTX(旧Quadro)の種類ごとの性能比較

ここからは、 NVIDIA RTX(旧Quadro)シリーズが提供しているGPUを紹介します。下記で、NVIDIA RTX(旧Quadro)の種類ごとの性能比較や特徴も解説します。

NVIDIA T400

NVIDIA T400は、省電力性にとても優れているグラフィックボードです。メモリ容量は4GBの製品が提供されていて、前世代のQuadroシリーズで採用されていたPascalアーキテクチャからTuringアーキテクチャに進化しています。

メモリにはNVIDIA T1000同様にGDDR6を採用し、高速化と消費電力低減を実現しています。

NVIDIA T400

NVIDIA T1000

NVIDIA社が提供するプロフェッショナルシリーズのT1000は、アーキテクチャにはTuring世代を採用し、メモリにはGDDR6を搭載しているため高速化と消費電力が低減されており、エントリーモデルとして最適な製品といえるでしょう。

NVIDIA T1000

NVIDIA RTX A2000

NVIDIA RTX A2000は、RTXシリーズの中でもミドルレンジのGPUになり、コンパクトでコンピューターに搭載しやすくシリーズのなかでは低価格モデルに位置します。

アーキテクチャにはTuringより新しいAmpereが採用されており、省電力で稼動できるのが特徴です。

NVIDIA RTX A2000

NVIDIA RTX A4000

NVIDIA RTX A4000は、省電力性に優れているシリーズのなかでは低価格モデルになり、特にデスクトップ向けのグラフィックボードになります。アーキテクチャは、Ampereを採用しています。

メモリ容量は16GBの1種類で、コンピューターに搭載しやすく本体がコンパクトなため、導入コストを抑えてGPUの導入を検討している企業におすすめです。

スペックも同じシリーズの低価格モデルであるNVIDIA RTX A2000よりも、すべての項目で優れています。

NVIDIA RTX A4000

NVIDIA RTX A6000

NVIDIA RTX A6000はNVIDIA RTXシリーズのなかでも最上級モデルに位置するグラフィックボードで、メモリ容量も48GBという巨大なサイズを持っています。

アーキテクチャにAmpereを採用していて、複雑な3D CADなどの作業でもストレスを感じません。

GPUとして高性能なため、消費電力に関しては他のNVIDIA RTXシリーズのモデルと比較すると高めになりますが、ワット数辺りの性能で考えると非常に高性能な製品となっています。

NVIDIA RTX A6000

NVIDIA RTX 5000 Ada 世代

NVIDIA RTX 5000 Ada 世代は、最新第3世代のアーキテクチャAda Lovelaceを搭載している、高性能グラフィックボードになります。

前世代のアーキテクチャであるAmpere搭載のシリーズと比較すると、画像処理能力が向上しています。

メモリ容量は32GBを搭載している次世代のRTXシリーズです。

NVIDIA RTX 5000 Ada 世代

NVIDIA RTX 6000 Ada 世代

NVIDIA RTX 6000 Ada 世代は、NVIDIA RTX 5000 Ada 世代同様に最新第3世代のアーキテクチャAda Lovelaceを搭載している、次世代高性能グラフィックボードになります。

メモリ容量も48GB搭載していて、NVIDIA RTX 仮想ワークステーション ソフトウェアをサポートすれば、ユーザー同士の距離が離れていてもリソースを共有して、デザインやコンピューターのワークロードの実現が可能です。

NVIDIA RTX 6000 Ada 世代

グラフィックボードのアーキテクチャとは

ここからは、グラフィックボードのアーキテクチャについて解説します。

グラフィックボードのアーキテクチャとは

グラフィックボードのアーキテクチャとは、基本的な構造や骨組みのことです。アーキテクチャの性能により、GPUの画像や映像の処理能力が向上することが期待できます。

Ada Lovelace

現状のアーキテクチャで、NVIDIA社のRTXシリーズの第3世代向けです。以前のアーキテクチャであるAmpereを採用している製品と比較すると、グラフィックス処理性能は2~4倍になります。

また製品の名前については、世界で初めてのコンピュータープログラマーである数学者Ada Lovelace氏に由来しています。

Ampere

NVIDIA社のRTXシリーズ第2世代向けのアーキテクチャです。第1世代向けアーキテクチャのTuringと比較すると、レイトレーシングワークロードが最大2倍になります。

Turing

NVIDIA社のRTXシリーズ第1世代向けのアーキテクチャです。RTXシリーズ初めてのアーキテクチャになります。

NVIDIA RTX(旧Quadro)のモデルの選び方

NVIDIA RTX(旧Quadro)のモデルを選ぶ際に、最初に確認するポイントはPCケースのサイズです。

GPUは高性能になるほど、冷却性能も高くなるためサイズが大きくなります。そのため、取り付け予定のコンピューターに合うのか事前に確認する必要性があります。

次に確認するポイントは、コンピューターの電源ユニット容量です。GPUは、高性能になればなるほど消費電力が高くなる傾向があります。

電源容量が少ない状態になると、シャットダウンなどアクシデントにつながるため電源ユニットの容量は事前に確認しておきましょう。

NVIDIA RTX(旧Quadro)を活用した業務一覧

NVIDIA RTX(旧Quadro)を活用した業務は多く存在します。下記では、NVIDIA RTX(旧Quadro)の業務を紹介していきます。

3D CAD(設計)

3D CADとは、2次元の図面をコンピュータ上の仮想空間で、3次元に拡張することです。メリットは建築物などを仮想空間で立体的に構築することで、建築前にさまざまなシミュレーションが可能になる点です。

ディープラーニング

ディープランニングとは、AIを活用した機械学習の1つです。大容量のデータからコンピュ-ターを活用することで、必要な情報のみを人間の手を使わずに集めることができます。

動画編集

動画編集とは、動画を完成させるためにBGM音楽やテキストをテロップしたりすることです。動画編集することで、視聴者が視聴する時間を長くする効果も期待できます。

医療のイメージング

医療のイメージングとは、手術前の臓器などを3D化して、事前に手術シミュレーションをすることです。医療のイメージングをすることで、手術の成功確率も高くなるでしょう。

3DCGのレンダリング

3DCGのレンダリングとは、3Dデータを2次元画像データに変更することです。3DCG専用ソフトを活用して、レンダリング専用プログラムで変更して認知できる状態にします。

まとめ

NVIDIA RTX(旧Quadro)は主な用途が業務用アプリケーションのため、価格は高めになりますが安定して画像や映像を高速で描写してくれます。

GPUを活用した業務も多いため、クリエイターならNVIDIA RTX(旧Quadro)が搭載されているパソコンを使用するのがよいでしょう。

演算処理装置が優れているため、自社業務の生産性もNVIDIA RTX(旧Quadro)導入前と比較すると高まることが期待できます。

監修者:麻生哲

明治大学理工学部を卒業後、ITベンチャーにて多数のプロジェクトを管理。子会社を立ち上げる際には責任者として一から会社を作り上げ、1年で年商1億円規模の会社へと成長させることに成功。現在は経験を活かし、フリーランスとしてコンテンツ制作・WEBデザイン・システム構築などをAIやRPAツールを活用して活動中。

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