ハードウェアとソフトウェアを完全に統合し、ディープラーニングを想定して設計されたスーパーコンピューター
AIやデータサイエンスの要求に応えるため、NVIDIA DGX-1はセットアップが容易ですぐに利用できる「AIアプライアンス」として設計されています。統合されたNVIDIAディープラーニングソフトウェアスタックとDGX-1クラウド管理サービスにより、システムの構築や設定、ハードウェアとソフトウェア両面のトラブルシューティングに時間を浪費することなく、大規模なディープラーニングのタスクを最短の準備期間で始めることができます。
製品特徴
Tesla V100アクセラレータを搭載
NVIDIA DGX-1は、第2世代のNVLinkや、新しいTensorコアといった革新的なテクノロジーを備えたNVIDIA Volta搭載のTesla V100アクセラレータで構築され、最新のNVIDIA GPU技術と、最先端のディープラーニングソフトウェアスタックの統合により革新的なパフォーマンスを発揮。ディープラーニングのトレーニングにおいて、他のGPUシステムの3倍の性能を発揮するほか、CPUサーバー 25ラック分の性能を1台で実現します。
高性能コンポーネントを採用
Voltaアーキテクチャ採用のTesla V100を8基搭載。第2世代のNVLinkにより300GB/sの高速な相互接続を実現しており、半精度（FP16）で960TFlopsの革新的なパフォーマンスを発揮。さらに、Intel Xeon E5-2698 v4プロセッサ×2、高帯域幅で低レイテンシーを誇るInfiniBand EDR×4のほか、3Uの省スペース筐体を採用しています。
統合環境の生産性
DGX-1のソフトウェアスタックは、現在最もポピュラーなディープラーニングフレームワーク群や、使いやすいディープラーニングアプリケーションとなるNVIDIA DIGITS、さらに、MapDやKineticaといったサードパーティのGPUアプリケーションを含み、それらの土台となるNVIDIA Deep Learning SDK（cuDNNやcuBLAS）CUDAツールキット、高速なマルチGPU集合通信を実現するNCCL、そしてNVIDIA DockerやGPUドライバまでもが統合されています。
かつてない性能がイノベーションを促進
高性能なトレーニングにより、生産性が向上し、洞察を得るまでの時間と市場投入までの時間が短縮されます。
製品概要
| 製品名 | NVIDIA DGX-1 |
| GPU | Tesla V100×8 |
| 演算性能 | 960TFlops（FP16） |
| GPUメモリ | 総計128GB |
| CPU | Intel Xeon E5-2698 v4（20コア、2.2GHz）×2 |
| CUDAコア数 | 40,960ユニット |
| Tensorコア数 | 5,120ユニット |
| システムメモリ | 512GB 2133MHz DDR4 LRDIMM |
| ストレージ | 1.92TB SSD×4（RAID 0） |
| ネットワーク | 10GbE×2、InfiniBand EDR×4 |
| ソフトウェア | Ubuntu Linux ホストOS、NVIDIA DGX-1ソフトウェアスタック |
| システム重量 | 約61kg |
| システムサイズ | 444(W)×131(H)×866(D) mm（3U） |
| 最大消費電力 | 3200W |
| 動作温度 | 10-35℃ |
※ 記載された製品名、社名等は各社の商標または登録商標です。
※ 仕様、外観など改良のため、予告なく変更する場合があります。
※ 製品に付属・対応する各種ソフトウェアがある場合、予告なく提供を終了することがあります。提供が終了された各種ソフトウェアについての問い合わせにはお応えできない場合がありますので予めご了承ください。
- ●NVIDIA社 概要
- NVIDIAはAIコンピューティングカンパニーです。1999年に開発したGPUが、PCゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューターグラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、世界を認知して理解できるコンピュータ、ロボット、自動運転車の脳の役割をGPUが果たすまでになり、GPUディープラーニングが最新のAI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となりました。
- メーカーウェブサイト：https://www.nvidia.com/
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