
電子黒板とは、タッチ操作や資料の共有、オンライン会議機能などを備えたデジタル表示機器です。教育現場を始めとして、さまざまな会議室でもペーパーレス化や情報共有の効率化を目的に導入が急速に進んでいます。
本記事では、電子黒板の基本的な仕組みや導入メリット、活用方法を解説します。さらに、Hikvision社(ハイクビジョン)のスマートディスプレイ「WonderHub」の特徴や便利な機能について紹介します。
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目次
電子黒板とは?基本機能や従来の黒板との違いを解説

従来の黒板やホワイトボードは書いた情報はその場で消えるツールでした。しかし電子黒板は、書き込んだ内容をそのままデータとして保存し、後から再利用することも可能です。
さらに、画面に直接タッチして操作したり、資料を表示・共有したりできるデジタル機器です。これにより、資料をスクリーンに映し出しながら説明できるため、対面・オンラインを問わず情報共有の効率化につながります。
教育現場や企業の会議室など、さまざまな場所で導入が進んでいる背景には、こうした使いやすさが大きく関係しています。
資料共有やペーパーレス化を推進できる
電子黒板はPDFやOfficeファイルなどの資料をそのまま画面に表示できるため、紙に印刷する手間を省くことができます。その結果、会議や授業で使う資料を毎回印刷していた場合に比べ、用紙代の削減や、印刷にかかる手間の削減につながります。
また、資料を修正した際には、印刷し直す必要がなく、修正版をすぐに画面上で共有できる点も大きなメリットです。こうした特徴により、会議や授業全体の進行をスムーズにする効果も期待できます。
双方向のコミュニケーションを実現できる
電子黒板は、一人だけでなく複数の参加者が同時に画面へ書き込める点も特徴です。授業であれば生徒が自分の考えを直接画面に書き込めます。
また、会議であれば参加者同士がアイデアを出し合いながら議論を進めることが可能です。これにより、発言だけでなく実際に画面上で意見を表示できるため、内容の理解が深まりやすくなります。
一方通行の説明だけでなく、参加者全員が関わる場をつくれる点は、電子黒板ならではの強みといえるでしょう。
遠隔会議やオンライン授業に活用できる
電子黒板はWeb会議システムと連携させることで、別の拠点にいる相手ともリアルタイムで会議を行えます。画面に表示した資料を見ながら話し合えるため、遠隔地であっても対面に近い感覚で情報を共有可能です。
また、電子黒板自体にWeb会議システムのソフトウェアをインストールできるため、カメラやマイクとの接続を簡略化でき、接続トラブルの防止にもつながります。
教育現場においても、教室にいる生徒と自宅から参加する生徒の両方に対応するハイブリッド授業にも活用できます。このように出張や移動の必要がなくなることで、時間や交通費の負担を軽減できる点もメリットです。
板書や情報共有の効率化につながる
電子黒板に書き込んだ内容は、データとして保存しておくことができます。そのため、授業を欠席した生徒や会議に参加できなかったメンバーにも、板書の内容をそのまま共有できます。情報の伝達漏れや共有ミスを防ぐ手段として有効です。
また、過去に使用した資料や板書データを再利用できるため、毎回新しく準備する手間も省けます。さらに、記録が残ることで、後から内容を振り返りやすくなる点も大きな利点です。
Hikvisionとは?スマートディスプレイを展開するグローバルメーカー

Hikvisionは映像機器やスマートディスプレイを世界各国で展開するメーカーです。映像技術を生かした独自の製品開発を強みとし、教育現場から企業の会議室まで幅広い用途に対応する電子黒板を提供しています。
Wonder AIによる業務支援機能を活用できる
Hikvisionの電子黒板WonderHubには、Wonder AIと呼ばれる独自のAI機能が搭載されています。
例えば、画面上の文章や図形を指でなぞるだけで、その場で解説を表示できる機能です。また、気になることを声で尋ねれば、必要な情報を検索して答えてくれる機能も用意されています。
さらに、発言内容を自動で記録し要点をまとめる授業支援システムも搭載されており、振り返りの負担を軽くできます。
Wonder Seminarによる多画面連携で情報共有を効率化できる
Wonder Seminarは、複数の画面を同時に表示できる多画面連携機能です。資料やデータを並べて表示できるため、内容を比較しながら確認できます。
また、グループごとの作業内容を一つの画面にまとめて表示できる点も特色です。さらに、複数人で同時に画面を操作できるため、共同作業もスムーズに進められます。
会議や授業では、複数の視点を同時に共有できるため理解が深まりやすくなる点も特徴です。
WonderOS 4により直感的な操作ができる
WonderHubに搭載されているWonderOS 4は、初めて利用する人でも扱いやすいよう設計されています。そのため、画面構成がシンプルで、必要な機能に直感的にタッチして操作可能です。
また、操作方法を覚えるための研修時間も短縮でき、導入後の教育負担が軽くなる点も魅力です。日常的に使う場面が多いほど、操作のしやすさはより重要な意味を持ちます。
教育現場から会議室まで幅広いシーンに対応できる
WonderHubは、小学校から大学までさまざまな教育機関の授業で活用されています。
教育機関向けのWonderHub Classは、どのブラウザからでも授業の準備・配信・フォローアップを一元管理できるクラウドベースのプラットフォームです。教材の作成や共有、AIを活用した授業計画などの機能を備えているため、教員の業務負担の軽減につながります。また、課題の配信から、回答、提出までを一つのプラットフォームでできるため、授業運営の効率化にも役立ちます。
WonderHubは、資料共有や議事録の作成などにも活用できるため、自治体の研修や医療機関のカンファレンスなど、教育・ビジネス以外の場面でも導入が広がっています。教育現場と企業のいずれにおいても、情報共有の質を高められる点が特徴です。
用途に応じて機能を選べる柔軟性も、WonderHubが幅広いシーンで選ばれている理由といえるでしょう。
WonderHub Selectシリーズ2製品を紹介
WonderHub Selectシリーズは、設置場所や利用人数に応じて画面サイズを選べるラインナップとなっています。高い操作性を備えており、教育現場とビジネスシーンのいずれにも導入しやすい点が特徴です。
同社のWonderHubシリーズは、教育現場や企業の会議室における情報共有の効率化を支援するスマートディスプレイとして活用されています。
DS-D5C75RB/B2Lの特徴

DS-D5C75RB/B2Lは、75インチの大画面を採用したモデルです。画面が大きいため、広い会議室や教室など、多人数が同時に閲覧する環境にも適しています。後ろの席からでも文字や図表を見やすい点は、大画面モデルならではの強みです。
タッチ操作にも対応しているため、資料への書き込みや注釈も画面上でそのまま行えます。大画面ならではの視認性の高さは、情報共有を効率化するうえでも大きな利点です。
DS-D5C65RB/B2Lの特徴

DS-D5C65RB/B2Lは、65インチサイズのモデルです。75インチモデルに比べて設置スペースを抑えられるため、中規模の会議室や教室に適しています。
設置場所の制約が大きいオフィスでも扱いやすいサイズです。このモデルも、直感的なタッチ操作で資料の表示や書き込みを行うことができます。設置場所を選ばないため、幅広い用途に対応できるモデルです。
電子黒板を選ぶ際に確認したいポイント
電子黒板を導入する際は、価格や画面サイズだけでなく、利用人数や運用方法に適した機能を確認することが重要です。導入後の使われ方まで見据えて、長期的な視点で選ぶことも欠かせません。
利用シーンに適した画面サイズを選ぶ
電子黒板を選ぶ際は、まず設置する教室や会議室の広さを確認することをおすすめします。閲覧する人数によって、見やすい画面サイズは変化するからです。人数が多い部屋では大画面を選ぶことで、後方の席からでも内容を見やすくできる点が利点です。
逆に小規模な部屋に大きすぎる画面を置くと、視野に対して圧迫感が出てしまうこともあります。設置スペースに余裕があるかどうかも、サイズを決めるうえで欠かせない確認事項です。
タッチ性能やOSの使いやすさを確認する
電子黒板は日常的に使用する機器であるため、タッチの反応速度も確認しておきたいポイントです。反応が遅いと、書き込みや操作のたびにストレスを感じます。
OSの操作性も製品によって異なるため、実際に触れて比較してみることが大切です。アイコンの配置やメニューの構成が分かりやすいかどうかも、操作性を見極める材料になるでしょう。
初めて使う人でも迷わず操作できるかどうかは、導入後の教育コストを左右します。
運用コストやサポート体制も確認する
電子黒板は導入費用だけでなく、保守サポートの内容まで確認しておくことが重要です。故障や不具合が発生した際の対応体制が整っているかどうかは、安心して使うための重要な条件となります。
ソフトウェアの更新やメンテナンスにかかる費用も含めて、長期的な運用コストを把握しておく必要があります。導入後に使い方を浸透させるための研修やサポートが用意されているかどうかも、確認しておきましょう。
まとめ|電子黒板を活用して業務効率化や教育DXを推進しよう
電子黒板は、情報共有の効率化とペーパーレス化を同時に実現できるツールです。資料の共有から書き込み、保存までを一台でこなせるため、会議や授業にかかる手間を大きく減らせます。
参加者同士が画面上で意見を交わせる双方向性も、議論や学びを深めるうえで欠かせない要素です。Hikvision社のWonderHubのように、AI機能や多画面連携を備えた製品を選べば、業務効率化と教育DXの両面で大きな効果が期待できます。
株式会社アスクはHikvision社の正規代理店です。電子黒板の活用や導入をご検討中の方は、こちらのページからぜひご相談下さい。
監修者:森田智比呂
理系大学院修了後に企業にてWeb関連通信機器開発エンジニアとして20年従事。通信技術や電子機器開発の現場経験を活かし、IT・DX・IoT・半導体分野を中心に執筆・監修を行う。専門的な内容を一般読者にも分かりやすく伝えることを得意とし、企業メディアや技術系コラムの執筆実績を持つ。
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