
AIや映像、研究開発など、扱うデータ量が増え続ける分野では、ストレージパフォーマンスへの要求は上がり続けている。大規模なファイルサーバーがパフォーマンスを発揮するためには、サーバーの性能だけでなくネットワークの高速化、最適化も必須だ。ATTOのソリューションがミッションクリティカルな現場の課題を解決する。
株式会社アスクはATTO社の正規代理店です。ストレージ、ネットワーク関連製品のお問い合わせはこちらのページよりお気軽にご連絡ください。
目次
肥大化するデータに対応するため、パフォーマンスの改善が急務
パフォーマンスはサーバーのスペック値だけでは測れない
近年、さまざまな分野でデータの肥大化が進み、その扱い方には課題がある。AIの機械学習や学術研究のシミュレーション、クリエイティブスタジオでのコンテンツ制作など、膨大なデータを扱う現場では、高速なネットワークに接続したファイルサーバーを使うのが一般的だ。年々増加するデータ量に対応し、ストレスなく業務を行うには、ファイルサーバーのパフォーマンスが重要となる。
この時、サーバーのスループットやワークステーションのネットワーク速度だけを見ていたのでは不十分。スペックはあくまで最大値であり、ネットワーク越しのデータ転送では各所でオーバーヘッドが生じるためだ。スペック値がそのまま実行速度になることはまずない。通信が高速になるほど、オーバーヘッドの影響は大きくなる。
ネットワーク経路のオーバーヘッドは、多くの場合機器の選定で解消できる。最も厄介なオーバーヘッドは、PCやワークステーションなど端末側のネットワーク設定だ。通信の設定が適切でないと、本来得られるはずの速度が出せないということは珍しくない。しかしファイルサーバーの特性に合わせて大量の設定項目を最適化するには、専門的な知識や経験が必要。設定には手間がかかるうえ、現場ごとに調整できる人材がいるとは限らない。
そこで活躍するのがATTO製のネットワーク関連製品と「ATTO360 Networking」ソフトウェアだ。
「ATTO360 Networking」による一括管理で解決
直観的な操作と専用プロファイルによる最適化
「ATTO360 Networking」はATTO製のネットワーク機器で利用できる、統合型ネットワーク管理ソフトだ。デバイスドライバーの「Ethernet Suite」のパッケージに含まれており、対応するNIC(ネットワークインターフェースカード)などを搭載したワークステーションなら無料で利用できる。
「ATTO360 Networking」は対応するネットワーク機器の設定の確認や変更、通信状況の確認などができるほか、それにとどまらずさまざまな機能を搭載している。AIを利用して通信ログを自動分析し、速度のボトルネックを発見する、故障を予見するといったことが可能な「ExpertAI」機能や、「ATTO360 Networking」ソフトウェアをインストールした別のワークステーションも同様にネットワーク越しに監視できる機能など、管理を容易にする仕組みを備えているのが特徴的だ。
その一環として、パートナー企業と連携して設定プロファイルを作成していることも大きなポイントだ。ネットワークの速度を引き出す設定は、ハードウェアやワークロードごとに異なる。そこでATTO社はパートナー各社のサーバーの特性に合わせたプロファイルを共同開発し、「Ethernet Suite」に同梱している。適用するだけで、複雑な設定や検証をすることなく通信のオーバーヘッドを軽減できる。その効果は、後述するDell Technologiesの「PowerScale」シリーズなら、WindowsやLinuxの環境で最大30%、macOSの環境で最大60%にも及ぶ。
「ATTO360 Networking」に対応するATTO製品
1クリックでネットワークの最適化を完了
「ATTO360 Networking」は、対応したATTO製ネットワークデバイスで利用できる。対応しているのは、ATTOの「FastFrame」シリーズと「ThunderLink」シリーズ、「XstreamCORE」シリーズだ。
FastFrameシリーズ

「FastFrame」シリーズは、主にSFP系の端子を備え、高速ネットワークに対応したNICだ。最大100Gbps対応のモデルまであり、ニーズに合わせて製品を選べる。
ThunderLinkシリーズ

「ThunderLink」シリーズは、Thunderbolt接続の外付けネットワークアダプターだ。小型のワークステーションやモバイルワークステーションなど、FastFrameシリーズを利用できない環境でも最大100Gbpsのネットワークを利用できる。
XstreamCOREシリーズ

「XstreamCORE」シリーズは、Mini-SAS HD接続のストレージをネットワーク接続に変換するゲートウェイだ。他の2つと異なり、ワークステーションを高速ネットワークに接続するための機器ではなく、SASの外付けエンクロージャーやLTOテープドライブなどをネットワーク接続にする際に使われる。
ATTOとDellによるコラボレーション
Dellの「OneFS」搭載製品に最適化

「ATTO360 Networking」の備える専用プロファイルを使って高速化できる製品の例として、Dell TechnologiesのスケールアウトNAS「PowerScale」シリーズがある。「PowerScale」シリーズは、ノードを追加することで容量を増やしていけるスケールアウトに対応したエンタープライズ向けのNASだ。「OneFS」という独自のOSを搭載し、ハードウェアを増やしてもボリュームを分けることなくストレージ容量を拡張していける。
「PowerScale」シリーズを利用するシーンでは大量のデータを扱うため、パフォーマンスを上げるには高速な通信が必須。そのためには、ハードウェアの性能だけでなくワークステーションとの間の通信設定を最適化することも重要だ。ハードウェアに合わせてワークロードにも最適化させて、と考慮するポイントは多岐に渡る。共同開発したプロファイルは、それをクリック1つで解決できる。
「PowerScale」シリーズ向けのプロファイルは、製品に合わせた設定になっているのはもちろん、環境やワークロードに合わせて8種類のプロファイルが用意されている。管理者が行うのは、そのプロファイルの選択だけでよい。
ATTOのソリューションがネットワークストレージの管理を変革
設定から管理、保守までワンストップで行える
「ATTO360 Networking」を利用すると、ネットワークストレージを導入する際に課題となる最適化を1クリックで解決できる。さらに、ネットワーク越しに保守・管理できるため、管理コストを下げることも可能。ATTO製ネットワーク機器と、Dell Technologiesをはじめとしたパートナーのサーバーやネットワークストレージの組み合わせは、複雑さや煩雑さを解消し、パフォーマンスを引き出せる唯一無二のソリューションと言える。
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(文・写真=株式会社アスク)
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