製品レポート

Product Report

リビングにぴったり、手のひらサイズのミニPC「ZBOXNANO-AD10-PLUS」

今やPCは生活必需品だ。メールのチェックやWebサイトの閲覧、仕事に使う資料から家計簿や年末の年賀状の作成まで、あらゆるシーンで活躍する。最近、特に注目なのが「リビングPC」としての活用について。Web配信の動画やBlu-ray Discタイトルの視聴を楽しむのはもちろん、別の部屋に地上デジタルチューナーを装着したPCがあれば、録画した番組をリビングPCで再生するといった使い方もできるようになる。

リビングPCを導入する際に気になるのは、PCケースのサイズとデザインだ。洒落たリビングに無骨なデザインのPCケースは似合わないし、タワー型のPCケースを設置するスペースの確保も難しい。そこでお薦めしたいのが、Zotac InternationalのミニPC「ZBOX NANO」シリーズだ。今回はコストパフォーマンスに優れる「ZBOXNANO-AD10-PLUS」を紹介しよう。


ZBOXNANO-AD10-PLUS 製品写真


製品名 ZBOXNANO-AD10-PLUS
チップセット AMD Hudson M1
搭載CPU AMD E-350 (1.6GHz)
グラフィックスチップ AMD Radeon HD 6310(DirextX 11、500MHz)
搭載メモリー容量 DDR3-SODIMM 1066 2GB
搭載HDD容量 320GB(2.5インチ)
インターフェース USB 3.0×2、USB 2.0×2、eSATA、DisplayPort、HDMI、WiFiアンテナ、LAN(GbE対応)、音声入出力、メディアリーダー
外形寸法(幅×奥行き×高さ) 127×127×45mm

CPUやグラフィックス機能、メモリー、HDDまで全てを内蔵した小型PC「ZBOXNANO-AD10-PLUS」。利用するには本体のほか、OS、キーボード、マウスを用意するだけでOK。電源は付属のACアダプターを使う。OSをインストールするには、外付けの光学式ドライブやUSBメモリーを利用する必要がある点に注意しよう。実勢価格は3万8000円前後。

置き場所を選ばないサイズと豊富な無線機能が魅力

ZBOXNANO-AD10-PLUSは、CPUやメモリー、HDDなどを内蔵した小型PCだ。グラフィックス機能やLANも備えているため、別途用意する必要があるのはキーボード、マウス、外付けの光学式ドライブ程度。

最大の特徴は、何と言っても手のひらに載るほど小さな本体サイズだ。幅と奥行きはいずれも12.7cmで、厚みは4.5cmしかない。これなら設置場所に困ることもないだろう。付属のマウンターを利用すれば、VESA規格に対応する液晶ディスプレイの背面に装着可能。ディスプレイ一体型PCのように使える。

天板と底面には光沢のあるプラスチック板を採用し、側面は高級感あるアルミニウム合金製。動作中には天板に丸型の光がぼんやりと浮かび上がり、見た目もお洒落だ。


ポイントは手のひらに載る大きさ

最大のポイントは手のひらの上に載るほどの小ささ。デザインも秀逸だ。付属のマウンターでVESA規格に対応する液晶ディスプレイの背面にも装着できる。この小ささを最大限活かすため、ワイヤレスのマウス、キーボードを用意したい。

12cmCDと同程度のサイズ

本体の底面積は127×127mmなので、直径120mmのCD/DVDメディアに近い。これなら設置スペースを気にする必要は無いだろう。


機能面の豊富さにも注目だ。USB端子は従来の2.0のほか、より高速なUSB3.0端子を搭載。映像出力端子にはDisplayPortとHDMI端子を備え、液晶テレビにも手軽につながる。前面パネルには6種類のメディアに対応したカードリーダーを搭載。デジカメで撮影した動画や写真を、手早くPCに移動できる。

無線機能も充実しており、Wi-Fi(802.11b/g/n対応)とBluetooth3.0に対応。背面には付属のWi-Fiアンテナを装着する端子も用意している。

また、「Windows Media Center」に対応したリモコンが付属し、離れた場所からでもビデオや音楽、写真などのマルチメディアコンテンツを操作できる。IRレシーバーはPC本体の前面に搭載しているほか、USB接続のレシーバーが付属。例えば、PCを液晶ディスプレイの背面に装着していても使える。

背面にUSBやLAN、映像出力端子、Wi-Fiアンテナ装着部を備える

背面にはUSBやLAN、映像出力端子、Wi-Fiアンテナ装着部などを備える。DisplayPortとHDMIからの二画面同時出力も可能。

Windows Media Center対応のリモコンを付属

Windows Media Center対応のワイヤレスリモコンが付属。手にすっぽり収まるサイズで扱いやすい。ボタンの押し心地も安っぽくない。写真の閲覧や動画の視聴が手軽に楽しめる。テレビを楽しむように、ソファに座って離れた場所からPCを操作できる。

小型ながら性能が高く、パーツの交換も手軽

本体の底面にある4本のゴム脚が、そのまま底面を留めるネジになっている。底面パネルを外せば、メモリーとHDDが搭載されているのが見える。パーツの交換も手軽だ。小型ではあるが、性能はそれなりに高い。Webの閲覧はもちろん、動画の再生やオフィスソフトの動作もスムーズにできた。


4本の脚を外せば底面パネルを外せる

底面にある4本の脚を外せば底面パネルを外せる。搭載可能なメモリーは、ノートPCでも使われるSO-DIMM。HDDは2.5インチのSerial ATAモデルだ。

Windows エクスペリエンス インデックス

Windowsが備える「エクスペリエンス インデックス」でシステムの性能を調べた。全体的に処理性能が高く、特にグラフィックス描画能力の高さには驚きだ。



3Dグラフィックスの描画性能を調べる「3DMark06」の結果

3Dグラフィックスの描画能力を調べる「3DMark06」(Futuremark)のテスト結果。グラフィックスカードほどとはいかないまでも、オンボードのグラフィックス機能の中では高いスコアとなった。

実アプリを模したベンチマークソフト「PCMark05」の結果

実際のアプリケーションの挙動を模したベンチマークソフト「PCMark05」(Futuremark)で、データ処理能力を調べた。Webの閲覧や動画再生など、リビングPCに求められる処理をこなすには、十分の性能だ。

家庭からオフィス、業務用途まで使える高いポテンシャル

AMD E-350や2.5インチHDDの採用により、消費電力の低さも大きな魅力だ。安心して長時間使用できるので家庭はもちろん、企業での導入にもぴったり。ディスプレイ裏面に装着してシンクライアントにしたり、二画面出力によるデジタルサイネージ用途など、さまざまなシーンでの活躍が期待できる。

またZOTAC NANOシリーズには、ここで取り上げた「ZBOXNANO-AD10-PLUS」以外にも、より安価なVIA Nano X2モデルと、それぞれのベアボーンモデルがラインナップされている。CPUやグラフィック機能に違いはあるものの、コンパクトな本体、VESAマウントへの対応、付属のリモコン、二画面出力などの特徴は全モデルに共通している。用途、予算に合わせた製品選択が可能だ。


(文・写真=SPOOL

※ 本記事は執筆時の情報に基づいており、販売が既に終了している製品や、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。


ZBOX NANOシリーズ ラインナップ
製品画像
ZBOXNANO-AD10
AMD Fusion E350 APU搭載。お好みのディスクドライブとメモリが取り付けできるコンパクトなベアボーン
製品の詳細
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ZBOXNANO-AD10-PLUS
AMD Fusion E350 APU搭載。320GB HDDと2GB DDR3メモリを搭載したコンパクトなミニPC
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ZBOXNANO-VD01
VIA Nano X2 U4025 CPU搭載。お好みのディスクドライブとメモリが取り付けできるコンパクトなベアボーン
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ZBOXNANO-VD01-PLUS
VIA Nano X2 U4025 CPU搭載。320GB HDDと2GB DDR3メモリを搭載したコンパクトなミニPC
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●ZOTAC社 概要
ZOTAC社は大手パソコン周辺パーツメーカーであるPC Partner(ピーシーパートナー)のグループ会社の一つです。PC Partnerは1997年に香港にヘッドクオーターを設立、生産工場は中国(ISO9001、14001、OHSAS18001を取得)です。PC Partner自体はマザーボード、グラフィックスボード、MP3プレーヤー、フラッシュメモリーなどを各メーカーなど、数々の大手メーカーのOEM、 ODMにて生産している巨大な生産会社です。グラフィックスボードに関しては2006年よりNVIDIA陣営GeForceのリテール製品を子会社の ZOTACオリジナルブランドで販売開始いたしました。コストパフォーマンスからハイエンドまで、様々なOEM先の要望に対応できる技術力と品質、巨大な生産量を誇り、そのスケールメリットを生かしたコスト競争力と培った裏打ちされた技術力をバックに、今後、NVIDIAカードメーカーの中でも、特徴をもったメーカーとして、展開していきます。詳しい情報はウエブサイトをご参照ください。
メーカーウェブサイト:http://www.zotac.com/

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