製品レポート

Product Report

高性能ながら価格が手ごろ、ペン入力も快適な7インチタブレット「ZOTAC Tegra Note 7」(前編)

「ZOTAC Tegra Note 7」は、7インチ液晶を搭載したAndroidタブレット。実勢価格が2万6000円前後と比較的安価ながら、プロセッサにクアッドコアのNVIDIA Tegra 4を搭載し、高い処理能力を実現しているのが大きなポイント。ペン入力機能も売りの一つで、スタイラスペンが付属している。


塗装はマットな質感を生かした落ち着きのある風合い。

プロセッサにNVIDIA Tegra 4を搭載した7インチタブレット。OSはAndroid 4.3を利用可能(2014年1月時点)。

NVIDIA Tegra 4のパッケージ

NVIDIA Tegra 4のパッケージ。裏面の製品紹介や付属のクイックスタートガイドなどはいずれも日本語で表記されており、安心感がある。

付属品

製品にはMicro USBケーブル、 ACアダプター、クイックスタートガイド、保証書が付属する。

外形寸法は約幅120×奥行9.4×高さ190mm、重量は約320gと7インチタブレットとしては標準的。通勤や通学で毎日持ち歩いても苦にならないサイズだ。同じく7インチタブレットのGoogle製「Nexus7(2013)」と比較したところ、大きな違いはないがZOTAC Tegra Note 7のほうがわずかに幅広で厚みがあった。


Nexus7(2013)(左)と大きさを比較したところ

Nexus7(2013)(右)と大きさを比較したところ。 画面サイズは同じ7インチ。解像度はNexus7(2013)が1920×1200ドットなのに対し、 ZOTAC Tegra Note 7は1280×800ドットとなる。

音にもこだわった7インチタブレット

ZOTAC Tegra Note 7は、画面の両脇にスピーカーを搭載しているのが大きな特徴。圧倒的に迫力のあるサウンドを実現できる。Nexus7(2013)のように背面にスピーカーを搭載している一般的なタブレットと比べると、その差は歴然。特にゲームや動画は音の違いで楽しさもまるで変わる。


独自のバスレフ・ポートを備えたステレオスピーカーを搭載

ZOTAC Tegra Note 7は、独自のバスレフ・ポートを備えたステレオスピーカーを搭載。例えば、旅行や出張先のホテルで音楽を楽しむといった用途にも活躍する。

インターフェースは(本体を縦に持った状態で)上面と右側面にある。Micro HDMI端子を搭載しているため、別途、Micro HDMIとHDMIの変換ケーブルを用意しておけば、テレビへ簡単に出力できる。さらにZOTAC Tegra Note 7はワイヤレスディスプレイ機能を搭載し対応機器に無線でも出力できる。ただし、ゲームなど動きの速い映像では表示に遅延が生じる可能性がある。HDMI接続なら大抵のテレビで使えて、遅延の心配も無い。大画面でゲームをプレーしたり、大人数で動画や画像を楽しんだりと手軽に使える。

ZOTAC Tegra Note 7の上面

ZOTAC Tegra Note 7の上面。右から電源/ロックボタン、ヘッドセット接続端子、Micro HDMI端子、Micro USB 2.0接続端子を備える。

ZOTAC Tegra Note 7の右側面

ZOTAC Tegra Note 7の右側面。左からボリュームボタンとMicro SDカードスロットを備える。

テレビに出力したところ

Micro HDMIとHDMIの変換ケーブルを使用して、テレビに出力したところ。設定不要で挿したらすぐに使えた。

ZOTAC Tegra Note 7は、Micro SDカードスロットを搭載しているのもポイント。本体のストレージ容量が足りなくなっても、普段あまり使わないデータはMicro SDカードに退避させるなど、対処がしやすい。また、Micro USB 2.0端子は外部機器を接続できるため、別途変換ケーブルを用意すれば、カードリーダーやUSBメモリーなども接続可能。ややニッチな使い方かもしれないが、デジカメで撮影してSDカードに保存した画像をZOTAC Tegra Note 7の大きな画面で確認してメールやSNSで送る、といった使い方もできる。ちなみに今回比較対象として用意したNexus7(2013)には、Micro HDMI端子もMicro SDカードスロットも無い。


カードリーダーを接続したところ

Micro USBとUSBの変換ケーブルを使用して、カードリーダーを接続したところ。アプリ「ES ファイルエクスプローラー」を利用してSDカードに保存したデジカメの画像を表示できた。

さらにユニークな仕様として、背面にマグネットを内蔵している点も挙げられる。決して吸着力は強くないが、例えばZOTAC Tegra Note 7を簡易的なデジタルサイネージとして活用するなど、面白い使い方もできそうだ。もちろん、落下して破損した場合はても自己責任となるので十分に注意しよう。特に扉などに張り付けると、開閉の衝撃で落下する危険性が高い。


背面に内蔵するマグネットを利用

背面に内蔵するマグネットを利用して、オフィスのパーティションに張り付けたところ。落下には注意が必要だ。

ZOTAC Tegra Note 7と一緒にぜひ利用したいのが、純正のカバースタンド「Slide Cover for ZOTAC TEGRA NOTE 7」。液晶面を保護するほか、机の上に置いて動画やゲームを長時間楽しむ際はスタンドとしても活用できる。使用する場所に合わせて3段階の角度調整も可能だ。

Slide Cover for ZOTAC TEGRA NOTE 7を取り付けるには

Slide Cover for ZOTAC TEGRA NOTE 7を取り付けるには、まずあらかじめ付いているスロットカバーを取り外す。指では外しにくいので、細いピンなどを利用するとよい。

飛行機や電車などで移動する際

飛行機や電車などで移動する際はSlide Cover for ZOTAC TEGRA NOTE 7があると便利。あらかじめお気に入りの動画や音楽を保存しておけば、長時間も快適に過ごせる。

Tegra 4の高いパフォーマンスを実証

実際にベンチマークテスト「3DMark」「AnTuTu Benchmark」を実行して性能を測定。Nexus7(2013)と比較した。その結果は以下の通り。同じ価格帯ながら、いずれのテストでもZOTAC Tegra Note 7がNexus7(2013)のスコアを大きく上回った。NVIDIAというと、グラフィックス性能ばかりに目がいきがちだか、その他の項目でもZOTAC Tegra Note 7はNexus7(2013)を引き離している。

3DMarkのスコア

3DMarkのスコア。全ての項目でNexus7(2013)のスコアを大きく上回った。特にGraphics test 1では、倍近いFPSの値をたたき出している。

AnTuTu Benchmarkのスコア

AnTuTu Benchmarkのスコア。3D Graphicsだけでなく、ZOTAC Tegra Note 7の値が全体的に高い。

では、バッテリーの持ちはどうか。動画をループ再生して駆動時間を測定したところ、 Nexus7(2013) が約9時間15分だったのに対し、ZOTAC Tegra Note 7は約9時間という結果になった。なお、このテストでは輝度を最大に設定している。通常の使い方であれば、バッテリーに不満を感じることはまずないはずだ。


アプリ「Battery Mix」を使用

アプリ「Battery Mix」を使用。動画をループ再生した状態で、バッテリー残量のログを記録した。

最後に参考として、充電時の電流と電圧も測定した。バッテリー残量が約20%の状態では、付属のACアダプターを使用すると1.74A、5.01Vで、PCのUSB端子に接続すると0.46A、4.95Vで充電した。高速に充電するなら、やはりできるだけACアダプターを利用しよう。


「USBパワーメーター」で測定

「USBパワーメーター」で測定。ケーブルはいずれも付属のMicro USBケーブルを使った。

今回はサイズやインターフェースなど、タブレットとしての基本的な仕様と性能を紹介した。次回はスタイラスやカメラなど、ZOTAC Tegra Note 7ならではの特徴的な機能について解説しよう。

レビュー後編はこちらをご覧ください

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(文・写真=SPOOL

※ 本記事は執筆時の情報に基づいており、販売が既に終了している製品や、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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●ZOTAC社 概要
ZOTAC社は大手パソコン周辺パーツメーカーであるPC Partner(ピーシーパートナー)のグループ会社の一つです。PC Partnerは1997年に香港にヘッドクオーターを設立、生産工場は中国(ISO9001、14001、OHSAS18001を取得)です。PC Partner自体はマザーボード、グラフィックスボード、MP3プレーヤー、フラッシュメモリーなどを各メーカーなど、数々の大手メーカーのOEM、 ODMにて生産している巨大な生産会社です。グラフィックスボードに関しては2006年よりNVIDIA陣営GeForceのリテール製品を子会社の ZOTACオリジナルブランドで販売開始いたしました。コストパフォーマンスからハイエンドまで、様々なOEM先の要望に対応できる技術力と品質、巨大な生産量を誇り、そのスケールメリットを生かしたコスト競争力と培った裏打ちされた技術力をバックに、今後、NVIDIAカードメーカーの中でも、特徴をもったメーカーとして、展開していきます。詳しい情報はウエブサイトをご参照ください。
メーカーウェブサイト:http://www.zotac.com/

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